テレフォンクラブ群島

テレフォンクラブ群島

個室テレクラという場所もまだわずかながらに残存してはいますが、現在のテレクラの主流はなんといっても無店舗型テレクラです。

無店舗型テレクラのメリットとして真っ先に挙げられるものの一つとして、「テレクラの店舗に入店している姿を見られることがない」というものがありますが、無店舗型テレクラ登場以降、テレクラというものは「目に見えない場所」としての性質を強めていくことになりました。

テレクラは、いまや、街を歩くすべての人が持つスマートフォンに宿り、息をひそめながら、しかし、過激に、水面下で動き続けています。

何食わぬ顔で携帯電話をいじっている男性、電話をしながら歩いている男性が、実はテレクラだった、ということは、日常的に起こり続けているのですし、私たちは、日常に潜んでいるそのようなテレクラユーザーを見分ける術を何も持ちません。

無店舗テレクラは、テレクラの“群島”を作り出したといってよいでしょう。

テレクラの“群島”は、日本中のあらゆる場所、日常的な空間に入り組んで点在し、都市のなかに入り込み、通りのうえを電話とともに移動しつづけているのですが、テレクラという“群島”のめまぐるしいプレート移動、出会いの地殻変動状態は、気づかない人にはまったく気づかれる気配すらありません。

テレクラの群島で暮らす人たちになる

日本という国がすでに無店舗テレクラの“群島”になってしまっている、ということは、テレクラを使って素人女性と即アポを成功させる男性や、永久凍土をも溶かしてしまうような熱のこもったテレフォンセックスをプレイする男性、および、それらの男性と回線が繋がる女性たちにとっては周知の事実なのですが、テレクラユーザー以外にはテレクラの存在それ自体がほとんど知られていない、というのが実情でしょう。

テレクラ遊びは、あまり大声で喧伝するようなものではありませんし、どちらかというと「公言がはばかられる傾向」のほうが強いですから、テレクラユーザーの男女たちは、テレクラの利用については沈黙を守るのですし、“群島”の実態を把握できたり、“群島”の歴史をくまなく記述できるような人間は一人もいません。

“群島”への道はスマートフォンを通していたるところに開かれていますし、テレクラ群島に足を踏み込んだ男女たちは、誰にもバレることなく、すっと街中から突然姿を消すようにして、秘密警察に逮捕されて音もなく存在を消されるようにして、密やかにホテルへと入っていき即ハメをすることになるのですが、この不可思議なテレクラの“群島”の入り口については、あまりよく知られていません。

無店舗テレクラ以降の、日本国中にその領土を拡大しつつあるテレクラの“群島”への入り口には、「無料体験」というものがあります。

テレクラの“群島”は、最初の一歩を踏み込む限りにおいては、お金が発生しないという特徴を持ちます。

そこから、何十年にも渡るテレクラ群島の住人となる場合はどうしても「課金」が発生することにもなるのですが、一度「無料体験」を通してテレクラの“群島”に足を踏み入れた人間は、むしろ、よろこんで課金の道へと進み、群島から群島へとめまぐるしく移動をつづけて、テレクラの利用を継続させるパターンがほとんどです。

「無料体験」を通してテレクラの“群島”に足を踏み込んだが最後、あなたの生活全体は急展開をむかえ、落雷にも近いテレフォンセックスの快楽や即アポ&即ハメによる出会いの精神的なショックを何度も経験することになるでしょう。

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